ゆっくりだけど、確実に回復している!!

夫が怪我をしてから、2年5カ月になりました。

手足が少し不自由だったり、便秘とか、慢性疼痛とか、

大変な体で毎日頑張って生活をしている夫です。

 

怪我をする前と比べると、不自由だったり、出来なくなったことが沢山あるけれど、

受傷時や退院直後と比べると、

  歩けるようになったり、

  自分で食事ができるようになったり、

  文字を書けるようになったり、

  車の運転ができるようになったり、

  飛行機に乗れるようになったり、

数えきれないほど、色々なことが出来るようになったり、良くなったりしている。

頸髄のC2、C3を損傷して、命が助かったこと自体が奇跡なのに、

ここまで良くなったのは、本当に奇跡の回復で、大変ありがたいです!!

 

退院直後は、本人も家族もかなりきつかったです。

不自由な体の肉体的な辛さと、現実を受け入れる精神的辛さのダブルパンチ。

泣いたり、絶望的になったりすることもあったけれど、

なんとか、今日までやってこれた。

「なんとかなる。大丈夫!!」って根拠もなく、そう信じ続けていたのが良かったかな。

周りの人達にも、沢山たくさん、助けてもらった。

感謝、感謝、感謝!!

 

昨日や先週と比べたら、ほとんど変化が無いかもしれない。

でも、年単位でみたら、もの凄く回復している!!

 

これから先も、なんとかなる。大丈夫!!

 

 

ブログ再開します!!

ご無沙汰しております。

ブログの更新を1年ほどお休みしてしまいましたが、今日から再開したいと思います。

 

ブログを更新できなかった理由

  1. タブレットを購入した
  2. 苦しかった

1.タブレットを購入した

今まで、ブログの更新は、ノートPCで行っていたのですが、

1年半くらい前に、タブレットを購入したら、タブレットが快適すぎて

ノートPCを起動する頻度がだんだん少なくなりました。

最近は、必要に迫られて、wordやExcelで書類を作成する時に、

ノートPCを使う程度で、インターネットはもっぱらタブレット

という生活になっていました。

 

タブレットの何が素晴らしいかというと、

1つ目は、スイッチをONにしたら起動が感動的に早いということです。

2つ目は、乳幼児のお世話をしつつ、家事もこなし、夫のお世話もして・・・

と、一日中、家の中をあっち行ったり、こっち行ったりと、ばたばたと過ごしている私のような主婦には、家庭内ノマド生活にタブレットというネット環境がピッタリなのでした。

2.苦しかった

「苦しかった・・・」

夫のことをブログにどんなふうに書いていいか、分からなくなってしまって・・・。

ネガティブなことは書きたくないけれど、ネガティブなことばかり続いていて。

引き寄せの法則でいうならば、「負のスパイラル」に陥っていたと思います。

 

このままでは、まずいと思って、家の中の不要品を捨て始めました。

この1週間で、45リットルのごみ袋を5個捨てました。

今までも、断捨離やときめき片付けなどの方法で、

何度も不要品を処分してきたけれど、

今回は、今までは「使っていないけれど捨てられなかった物」も

踏ん切りがついて、捨てることができました。

1~2日に1袋(45リットルのごみ袋)のペースで不要品を捨てていったら、

だんだん気持ちが軽くなってきて、このブログの更新をしようという気持ちになれました。

 

悩みの突破口に「不要品を処分する」のがおススメ!!

 もし、何か悩みを抱えている方がいましたら、

不要品を処分するのがおススメです。

自分にとって何が大切なのか、何をしたいのか、気付くことができると思います。

 

私の場合は、夫が頸髄損傷で後遺症に苦しんでいて、

私自身、色々なことがうまく回らなくなり、気力を失っていたのですが、

不要品を思い切って捨ててみたら、うまく回っていないように感じていたのは、

自分がそう考えていたから。考え方しだいだという事に気付けました。

 

不要品を捨てたら、ノイズを排除したように、頭の中がクリアになったように感じます。

やりたいことが、大中小、色々と出てきました。

このブログで、「頸髄損傷の家族を持つ立場での情報発信をする」

というのも、やりたい事の一つです。

頸髄損傷の実体験の情報はまだまだ少ないと思います。

1年も更新を休んでいたこのブログでも、驚くことに最近一か月間でのアクセスが10,000PVもあります。

 

若輩ブログですが、地味に情報発信を続けていきたいと思います。

今後とも、どうぞよろしくお願いしたします。

受傷後1年3ヶ月~慢性疼痛の薬

またまた、久し振りの更新になってしまいました。

放置気味のブログですが、はてなアクセス解析を見ると、

驚くことにけっこうなアクセス数があります。

それだけ、頸髄損傷についての情報を求めている方がいるってことなのかな。

 

受傷から1年3ヶ月になった夫の現状ですが、受傷6カ月頃から出始めた慢性疼痛が相変わらず酷く、辛そうにしています。

寝ている体勢がいちばん楽なので、寝ている時間が多い日々を過ごしています。

 

痛み止めは、リリカを毎日飲んでいるけれど、現在少量から試し中なので、

いまいち効果は分からないようです。

他には、漢方薬を数種類、今年の1月から飲み続けているけれど、

これも効果がいまいち分からないようです。

無理してでも動かなければならない時は、頓服薬のセレコックスを飲んでいます。

これは、そこそこ効果はあるけれど、心筋梗塞脳梗塞の副作用があるので、特別な日だけ飲んでいます。

 

セレコックスを飲んだ日と飲んでいない日では、まるで別人。

飲んでいない日は、耐えがたい痛みで怒ったり泣いたりで、かなり辛そう。

慢性疼痛を伴う頸髄損傷者の家族の方は、どんな感じで支えているのかな。

本人が一番大変だけど、家族もかなり大変ですよね^^;

 

 

 

 

 

 

突然の怪我から1年経過~「家族を守りたい」

前回の記事から3ヶ月も経ってしまいました(^^;

ブログを更新したいという気持ちがあるけれど、

いざ更新しようと思ってブログの編集ページを開くと、

夫の怪我と後遺症の重圧に胸が苦しくなってしまって、

結局、一文字も入力することが出来ないままパソコンをオフにしてしまう・・・。

そんな3ヶ月でした。

 

 夫が怪我をしてから、1年が経ちました。

今、振り返ってみると、

「肉体面でも精神面でも一番辛いのは、怪我をした夫本人。

 私が、精神面でも経済面でも夫と子供達を支えていかなければ!!」

と、力み過ぎていたかもしれない。

 

「〇〇しなければ」だと、義務になってしまう。

「私が家族を守りたい」~自分がやりたいからやる。

 

力み過ぎず、家族で一緒に暮らせる幸せを感じ、

日々の生活を大切にしていきたいです。

 

幼い子供達を抱えて、私が今日まで頑張って来れたのは、

辛いながらも頑張っている夫、元気で明るい子供達、両親や姉弟達のおかげ。

そして、ネットでの情報にもかなり支えられました。

夫と同じような怪我をした方やそのご家族の方のブログは、とても参考になり励みになりました。

 

夫は回復の途中で、様々な症状が少しでも改善されるようにと日々模索中ですが、

頸髄損傷された方やそのご家族などに、少しでも参考になればという思いで、日々の症状や試してみた事や役に立ったグッズなどについて、今後も書いていきたいと思います。

四肢麻痺からの回復の様子(受傷時~救急搬送)

去年の5月末に、頸髄損傷し四肢麻痺になった夫は、受傷から約9ヶ月になります。

四肢麻痺がどのように回復していったかを

 受傷時~救急搬送

 急性期病院

 リハビリ病院

 退院後

の4回にわたって書きたいと思います。

 

初回は、「受傷時~救急搬送」についてです。

 

受傷時

転倒して頭を強く打ち、動けなくなりました。

首から下が全て動かない状態。

意識は有り、頭はしっかりしていて会話もできました。

 

救急搬送

ドクターヘリで救急病院へ搬送されたのですが、病院へ着いた頃には左の手足が少しづつ動くようになってきました。

怪我をしてから3時間後くらいのことです。

これが奇跡の始まりです。

痛みとの闘い!?

今日はバレンタインデーでしたね。

いつも家事や育児を手伝ってくれる娘達の希望を優先して、

午前中は、近場のスキー場に1時間ほど娘達を連れて行き、

その後で次女、・三女と一緒にチョコレートケーキ作り。

午後からは、長女の友達が来て一緒にお菓子作りをしました。

夕食前に、娘達が友チョコをお友達の家へ届ける運転手に駆り出されました。

忙しかったけれど、娘達がとても楽しそうにしていたので、私も幸せな気持ちになれました。

 

女子は充実したバレンタインデーでしたが、

夫は痛みが強くて辛い日でした。

いつもは、痛いながらも、朝は子供と同じ時間に起きるけれど、

今日は痛すぎて、夕方近くまでずっと寝ていました。

食事はお腹が空いているけれど、動くと痛いから食べられないと言って、

朝は豆乳をコップ1杯、お昼はおにぎり1個とりんご1個だけ。

夕方からは、痛いながらもなんとか起き上がって、少し仕事もしていました。

夕食は家族と一緒に食べて、娘達からチョコレートケーキを貰い、笑顔を見せてくれてホッとしました。

 

夫が怪我をしてから、8ヶ月半になります。

今まで、愚痴をこぼされたり、わがまま言われたり、八つ当たりされても、

一番辛いのは夫だからと、我慢して受け止めてきたけれど、

今日は、八つ当たりされて非常に腹が立った。

そんな言い方するなら、もう知らない。勝手にして。

と思ったけれど、まぁしょうがないかと聞き流すことにしました。

今までは我慢できたけれど、今日は腹が立ったのは、

私もいっぱいいっぱいにになっているってことなんだよね。

まだまだ限界なんかじゃないけれど、ストレス解消とか、

小さな楽しみとかも意識して生活していかないとね。

 

夫も痛みに耐えて闘っているので、私も支えていきたいし、

前を向いて生きていくぞ~!!

 

怪我をした本人が一番辛いけれど、それを支える家族もなかなか大変だと思います。

きっと世の中には、私と同じような方が沢山いるはず。

そう思うと頑張れる。

子供達という宝物が希望。

明日からも前向きに頑張ろう。

 

 

 

 

前方固定手術のゆくえ

脳神経外科のお医者さんに、前方固定手術を勧められた夫。

 

去年の怪我で、C3・C4を痛めて頚髄損傷・四肢麻痺になり、リハビリを凄く頑張って、歩けるようにもなり、今では最低限の自分の身の回りのことを自分でできるようになったのに、

「また同じ怪我をしたら、また同じ状態になりますよ。予防のためにC3・C4をチタンで繋げる前方固定手術をしてみてませんか?無理には勧めませんが。」

なんて怖い話を聞いたら不安になりますよね。

せっかくここまで回復したのに、また四肢麻痺の状態になるなんて恐ろし過ぎる!!

でも、運動障害と感覚障害の残っている夫が、また同じような怪我をするシチュエーションは、ほとんど考えられない。

 

前方固定手術は、確かに予防にはなるけれど、C3とC4を固定することで、

関節が1つ減り、その分、体の他の部分に負担がかかってしまう。

簡単な手術とはいえ、体にメスを入れるし、長い目で見たら今すぐ急いで手術するべきものなのか、凄く迷ってしまいました。

前方固定手術をするにあたって、メリットもデメリットもあるので、

家族だけではどうしていいか答えが出ず、整形外科でも相談をしてみました。

 

整形外科のお医者さんの話では、脳外の先生は悪いところがあれば手術して治そうという考え方が多いけれど、整形の先生はなるべく手術はしない考えのようです。

手術が必要な時は手術するけれど、予防的な手術はあまりしないようです。

今の夫の状態では、急いで今すぐ手術しなくても大丈夫とのことで安心しました。

 

迷いに迷った前方固定手術ですが、今回は見送ることにしました。

整形の先生に相談して、納得して結論を出すことができたので、良かったです!!

 

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